日本には電撃結婚という言葉がありますが、滝川クリステルさんと自民党の衆議院議員小泉進次郎さんとの結婚はまさに電撃結婚でした。首相官邸での記者会見も衝撃でしたが、何よりなぜマスコミにこれまでバレなかったのか、とても気になるところです。
一方、滝川さんが出ていたビールのCMを降板することになり、賠償問題に発展するのでは？と言われている一方、賠償請求はしにくいなんて話も。それはいったいなぜか。そしてこの結婚の影では山本太郎が暗躍していた！？
今回は滝川クリステルさんの結婚にまつわる一連の騒動を掘り下げます。
Contents
ニュースJAPANのキャスターとして、独特な角度からのニュースの伝え方でおなじみだった滝川クリステルさん。一部からは「斜め45度の女神」として親しまれていました。
元々滝川さんは滝川雅美という日本風の名前で活動していましたが、容姿に関する問い合わせが多数あったため、会社と相談したうえで滝川クリステルという名前を使用するようになったそうです。
いかにも日本っぽいエピソードですが、結果からいえば大正解だったんじゃないでしょうか。
これはあまり知られていない事なのですが、実は滝川さんはフジテレビ社員ではなく、元々共同テレビに属するアナウンサーで、フジテレビには出向の形をとっていました。
フジテレビとの専属契約が満了になると、企業CMに出る他、他局への出演も解禁。2013年、東京オリンピック招致のプレゼンで見せた、「お・も・て・な・し」のアピールは印象深く、この年の新語流行語大賞の年間大賞を受賞します。
交際を始めたのは昨年だったという滝川クリステルさんと小泉進次郎さん。それまでは友人関係だったそうですが、2人の最初の出会いは小泉進次郎さんの新人議員時代。
若い頃の小泉進次郎さん
滝川さんは当時ニュースキャスター、小泉進次郎さんは父親の小泉純一郎さんから地盤を受け継いで最初の選挙でした。小泉進次郎さんに直撃取材をした滝川さん。これが初対面だったんだとか。
一方、滝川さんは現在妊娠しており、5か月の状況。妊娠が発覚したことで結婚を考え出したのではないか？つまりはできちゃった結婚（或いは授かり婚）という説もありますが、今のところ交際から結婚までのプロセスは記者会見での言葉がすべてということで、なんとも言えないというのが正直なところです。
でき婚にせよ、なんにせよ、何故二人は結婚したのか？
「愛し合っているからだろ？そんな事もわからないの？」
と言われればそれまでなのですが、もう少し現実的な見方をすれば、結婚の背景には来年のオリンピック明けに行われるであろう、衆議院選挙が絡んでいたのではないでしょうか。
小泉進次郎氏と言えば神奈川11区出身で、父親の小泉純一郎が1996年に当選して以来現在まで同選挙区で小泉家は連勝中です。そこへ参議院選での余勢をかって山本太郎が出馬し、小泉に勝って自民党に大ダメージを与えるといったシナリオもネット上で流れているので、そんな大切な時期にスキャンダルでも起こしたら大変、との考えもあったのではないでしょうか。
小泉氏が滝川氏に対してどのような感情を抱いているのかは当然わかりませんが、かりに妊娠の件をも含めて彼女との件を闇に葬ろうとの考えがあったとすれば（ちょっと陰謀論になってしまうのですが、これは親父さんの裁判の例がありますからね…あながち…）、かなりの確率で議席を失う事でしょう。
当初は参議院選挙と同時に行われると言われていた衆議院選ですが、いわゆる「老後の年金2000万円問題」など諸々の事情により、さらに秋にずれ込む予定だったとか。しかし、参議院選でのれいわ新選組の大躍進により、安倍首相が「これはいかん！」と危機感をもち、山本太郎フィーバー沈静化後の、2020年のオリンピック明けに衆議院選を再度先延ばししたという噂も伝わっているので、やはりというか当然のようにこの時期にスキャンダルは避けたいところでしょう。
つまり、苦肉の策として結婚をした可能性が微粒子レベルで存在してる…
すんませんねえ。
滝川さんは41歳、つまりは高齢出産を控えているので、この機会を逃したら今後出産する可能性はぐっと低くなる、ということで二人は最後のチャンスにかけた、つまり当初から結婚を考えていた、というのがおそらくは真相ではないでしょうか…と、最後は至極あたりまえのところに着地してしまいました。
すんませんねえ。
滝川クリステルさん過去に多くの男性と浮名を流しました。
・天野義久（ラグビー選手）
・室伏広治（ハンマー投げ）
・フローランダバディ（トルシエの通訳）
・中田英寿（サッカー選手）
・小澤征悦（俳優）
・パーティーで知り合った白人男性（一般人）
ネットを探しただけでもこれだけの名前が拾えますからね。長く辛く苦しくもあり楽しかった巡礼…もとい、男性遍歴の後の安住の地が国会議員だったとしても何ら不思議はないでしょう。
一部からはそれらを指して「したたか」「ずるい」「計算高い」との声もあがりましたが、選挙戦へむけてイメージづくりをするという点では小泉氏も同様なので、これはやはりお互いにメリットは十分あり、他人が口を挟むのも野暮というものでしょう。
小泉進次郎さんは独身でイケメン、いつになったら結婚をするのかと地元の後援会などでも当然話題になっていたことでしょう。滝川クリステルさんもそれは同じでしたが、なぜマスコミにバレなかったのか。（おそらく親は当然として、後援会長や秘書、そして飯島勲氏ぐらいには事実を打ち明けていたのでしょうが）
この理由を小泉さんは、1度も2人で外に出たことがない、つまり一緒に移動することが殆どなかったと説明しています。それでも横須賀の実家にはさすがに二人で行ったそうですが。その横須賀の実家に行ったタイミングは、先日行われた参議院選挙が終わってから、との事だったので、かなり情報を統制していたのでしょう。
発表するなら今日しかないと8月7日の結婚発表に踏み切った小泉進次郎さん。その日の午前中に菅官房長官に電話を入れて面会を要望し、首相官邸に滝川クリステルさんと同伴で訪れます。
結婚報告を受けると、電話口で事態をつかめなかったことを受けて、俺も勘が悪いと菅官房長官。安倍総理もいたため、安倍総理にも伝えられると、おめでとうと一言。
さらに純一郎さんとのエピソードを紹介し、結婚するときに報告したら、普通おめでとうと言うはずなのに、結婚は大変だよと、言われたという話をしたそうです。
その小泉元総理ですが、やはりおめでとうとは言わず、一度はした方がいいよと反応したんだとか。常に揺るがない小泉元総理らしいエピソードですが、小泉元総理は結婚して失敗しており、その部分だけは受け継がないようにしてほしいところです。
現在滝川さんはキリンビール「本麒麟」のCMに出ていますが、結婚と妊娠が発表され、滝川さんバージョンのCMがホームページから削除。さらに、CMとしてのオンエアもされません。
なぜかというと、契約の際、ステータスを変えない、つまりイメージを根底から覆すようなことはしないという契約を結びますが、今回はその対象とされています。ところが、おめでたい話で賠償問題を突き付ければキリンのイメージが悪くなるのは必至。
あくまでも今回は妊婦がお酒を飲むという画を避けるための措置。不倫などネガティブな話題では賠償問題になりやすいものの、慶事ではそうはならない傾向にあるとされ、滝川さんの件は賠償問題にはならないというのがもっぱらの見方のようです。
ネット上では、首相官邸で記者会見するべきことかや、NHKが速報を打って報道するべきことかなど、少々オーバーな状況に疑問の声を上げる人もいます。ただ、この手の慶事は理由はどうであれ、おめでたいとただただ言いたい人が多いのも事実。
全体的にみれば現状は祝福ムードに包まれています。2人の子供はいずれ進次郎さんの地盤を引き継ぐことになるのかという、かなり先のことに思いを馳せる人もいるなど、大きなサプライズに揺れた日本の暑い夏のとある一日でした。